没入型演劇の限界はどこか

アリス・サヴィルによるImmersive theatre, and the consenting audienceをを読んでいて、私もうなずくところが多く、特にBlast TheoryのOperation Black Antlerを最大限楽しめるのは白人男性であるという部分で、若いアジア人女性の私が、いかに観客として想定されていなかったかが思い出されました。

Barzakhの感想を聞く限りでは、私だったらやや不快な気持ちになるだろうなとも思うので、きっと見に行かない。しかし、日本にはなかなかないイマーシブシアターがどのようなものを提供しているか確かめたいし、ブリッジ・シアターのジュリアス・シーザーGlass Half Full Productions & Go People Theatreによる真夏の夜の夢程度なら、多少の居心地の悪さとともに楽しめる気もするのです。

この秋上演のイマーシブなThe Wolf of Wall Streetはどのようなものかわかりませんが、チケットを2段階の価格設定にしていることが結構気になります。アメリカの金融街っぽい服装で参加が推奨されていますが、そこにアジア人の参加者が期待されているでしょうか。その経験にその値段を払うべきなのかどうか考えています。

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