読んだ本:Botanical Shakespeare

こちらの本は、シェイクスピアの作品に出てくる植物(草木、フルーツ、種まで)を網羅し、それぞれイラストと引用文を、植物名のABC順に収録したものです。

たまにパラパラとめくって眺めているだけなのですが、なかなか面白くて、例えば、ヘンリー五世に出てくるのはニラ?ネギ?と疑問に思った時にLEEKの項目を見れば、

  • どう見てもリークはリークで、ニラでもネギでもない
  • ピストルが先にリークの話をしている
  • 真夏の夜の夢の中に「リークのような緑の目」というおかしな芝居のセリフがある

などの知識が得られます。

つい先ほどは、マクベスのセリフ

What rhubarb, cyme, or what purgative drug

Would scour there English hence?

Macbeth [Act V, sc. 3] (p.64, p.150)

から、RHUBARB(大黄)とCYME(センナ)は当時から下剤として認識されていたのだなという知識を得ました。

可愛い本なので、今はデスクの上で飾っています。

Botanical Shakespeare: An Illustrated Compendium of All the Flowers, Fruits, Herbs, Trees, Seeds, and Grasses Cited by the World’s Greatest Playwright (Gerut Quealy and Sumié Hasegawa-Collins, 2017, Harper Design)

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