ナショナル・シアター・ライブ10年の振り返り

前の記事に書いたようにナショナルシアターライブジャパンが10周年なので、私も星取表をやってみました。観たものには☆をつけますが、生で見てNTLiveで見てないものも含めちゃいます。感想を書いているものはリンクを貼ります(今見るとめちゃくちゃなことを言っていて恐ろしい)。

ちょうど明日から、10周年アンコール上映が東京・大阪・福岡で始まります。見逃した作品が気になる人はぜひ映画館へ!

2014年

全て見ている。初年度なので気合が入っているというのと、仕事が忙しくなく、近所の映画館で見れたというラッキーが重なったため。

『フランケンシュタイン』が本当に面白かった!私は、怪物役はジョニー・リー・ミラーの方が好きで、博士はベネディクト・カンバーバッチの方が好き。

『コリオレイナス』は先に生で舞台で見ており、この上映・再上映も見に行っているし、論文を読んだ感想の記事まで書いている。初めてのシェイクスピアで、頑張って予習もしたけどあんまり飲み込めず苦しんだ思い出がある。多分演出に納得がいっていなかった。

『オーディエンス』は前の記事に書いた通りお気に入りで、WE再演版と再上映も見にいっている。

リア王、ハムレット、オセローもどれも好きで、これが親リア王、親ハムレット、親オセローとなる(雛鳥が初めて見たものを親と覚え込むという習性になぞらえ、初めて見たシェイクスピアのプロダクションを親と思い込み、その後の他の演出版を見た時に親プロダクションと比較してしまうことの意)

2015年

  • ・欲望という名の電車
  • ☆二十日鼠と人間
  • ・スカイライト
  • ・宝島

ロンドンに住んでいた時期。『二十日鼠と人間』の上映があったので鑑賞できた。素晴らしいが、素晴らしすぎる。スキがなさすぎるプロダクション。

2016年

ベネディクト・カンバーバッチの『ハムレット』は、生の舞台を見て、再上映も見に行った。良いところもあるけど気に入らないところも多かった。注目され過ぎててレビューもイマイチで、少し気の毒だったのが思い出される。

『夜中に〜』はウエストエンドのトランスファー版を観たのが楽しかった!

『橋からの眺め』はロンドンで上映を2回観た。それなりに面白いんだけど、お話に入り込めず、ウヘ…てなっちゃった。

『人と超人』は舞台を鑑賞。むずい!英語わかんない!レイフ・ファインズの声が誰よりも抜きん出てめちゃくちゃ客席に届くことだけわかる!

『ハードプロブレム』は戯曲をほとんど読んでから舞台を観たので、とっても楽しめた。

『戦火の馬』はニュー・ロンドン・シアターで見て、NT at homeでも観た。ジョーイが大人サイズになるところで毎回泣く。

2017年

日本に帰国。

『ハングメン』はロイヤルコートのオリジナル版が大好き!NTLiveではトランスファー版が収録されたけど、そちらも良い。NTLiveベスト5に入る。

『三文オペラ』も生の舞台で二度鑑賞していて、思い出深い。

『深く青い海』はラストにすごく心動かされて、こういうことがあるから演劇を見るんだ!と大感激した。

『誰もいない国』は舞台も上映も見たけど、ピンターがよく分からない…あと、上映では字幕の噛み合わなさが気になった。

『お気に召すまま』は、舞台を見に行ったのに体調不良で幕間で帰ったので△。

『ヘッダ・ガーブレル』は舞台を鑑賞。ヘッダの破滅的な性格になぜかスカッとした。イヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出作の中でもかなり好きな作品。

『一人の男〜』は大笑いした。

2018年

  • ☆エンジェルス・イン・アメリカ 第一部
  • ☆エンジェルス・イン・アメリカ 第二部 舞台の感想上映の感想
  • ☆ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ
  • アマデウス
  • ・イェルマ
  • ☆フォリーズ
  • ・ヤング・マルクス
  • ☆ジュリアス・シーザー

この辺りからNTLiveが上映される映画館が遠くなり、見に行かないプロダクションが増えた気がする(休日の早朝あるいは終電の時間に映画館に行くほどのガッツがない)。

『エンジェルス・イン・アメリカ』はどちらも舞台を鑑賞したのち、ナショナル・シアター・ライブを見に行った。俳優のアップも観られるし字幕もあることがありがたい。

ロズギルはめちゃくちゃ面白かった!映画も面白かったけど舞台も良いね。また観たい。

『アマデウス』は2018年は見逃して、コロナ禍の配信で見たけど、あんまりピンと来ず。

『フォリーズ』はオープニングから感動して泣きながら観ていた。NTLiveベスト作品。再上映も観にいった。なんで私は感想を書いていないんだろう!!!

『ジュリアス・シーザー』も結構好きだった。ベン・ウィショーがうまい。

2019年

  • マクベス(ローリー・キニア主演)
  • ・ヴァージニア・ウルフなんかこわくない
  • リア王(イアン・マッケラン主演)
  • ☆英国万歳!
  • ☆アントニーとクレオパトラ
  • アレルヤ!
  • ・リチャード二世
  • ・みんな我が子
  • ・イヴの総て

日本のナショナル・シアター・ライブで見たのは、『マクベス』、『英国万歳!』、『アントニーとクレオパトラ』。その中では『英国万歳!』が一番好き。終わり方のうっすら意地悪なところが最高に好き。

イアン・マッケランの『リア王』と『アレルヤ!』は舞台を鑑賞。この『リア王』のグロスターは本当に可哀想だった。

2020年

『リーマン・トリロジー』はかなり話題になっていたのでどうしても観たくて、高機能マスクを付けて映画館に行った記憶がある。面白かった。できる俳優たちだとは分かっていたけどやっぱりすごかった。

『フリーバッグ』も一人芝居が達者で良かった。舞台は面白かったけど、まだドラマは観てない。

『スモール・アイランド』は配信で視聴。フィナーレでものすこく胸が締め付けられて、かなり好きな作品。

『真夏の夜の夢』は配信で視聴。た!の!し!い!

『ハンサード』はNTで鑑賞。悪くないけど内容の割にチケット代高くないか…という感想。

2021年

  • ・メディア
  • 十二夜
  • ・ジェーン・エア

この『十二夜』はコロナ禍の配信で見た。やっぱりどうにもマルヴォーリオ可哀想じゃない?(この舞台では女性のマルヴォーリア)

2022年

  • ・ロミオとジュリエット
  • ☆ブック・オブ・ダスト
  • ☆プライマ・フェイシィ
  • ・ストレイト・ライン・クレイジー
  • ・ヘンリー五世

『ブック・オブ・ダスト』は好きな俳優(ジョン・ライト)が出ているので原作小説を予習して観に行った。『ライラの冒険』の舞台映像もみたことがあるが、それに比べるとテクノロジーは進歩しているが、こじんまりした印象。プロジェクションが良いし、パペットは嬉しくなるし、赤ちゃんがえらい。

『プライマ・フェイシィ』は、playというよりも最高の女優によるpresentationを観たような印象。芝居の中で繰り広げられる主張には私も同意するが、それを一番伝えるべき相手はこの劇場には来ないのでは?という点が気になる。シンシア・エリヴォ主演で映画になるようなので、そうやってより広い人に観られるべきと思う。

2023年

  • ☆レオポルトシュタット
  • ・かもめ
  • ・るつぼ
  • ☆ライフ・オブ・パイ
  • ・オセロー(ジャイルズ・テレラ主演)
  • ☆ベスト・オブ・エネミーズ
  • ・善き人

『レオポルトシュタット』がめちゃくちゃ良かった。できることならまた観たい。ベスト5に入る。

『ライフ・オブ・パイ』は映画を観たことがあり、結構違うんだなあとか言いながら鑑賞。トラのパペットと海の表現、舞台美術が素晴らしい。

『ベスト・オブ・エネミーズ』は、2022年のヤングヴィックのオリジナルプロダクションの配信は、とっても面白かった。NTLiveになったのはWEトランスファーの方で、そちらは未視聴。主演俳優が違うと結構印象が変わるんじゃないだろうか。

マイベストNTLive

  • フォリーズ
  • ハングメン
  • レオポルトシュタット

今選ぶとしたら、こちらの3つ。

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