明日からOld Vic In Cameraの最新公演A Christmas Carolが始まるのが楽しみで、いろんなことが疎かになっている。たとえば、ほかの舞台配信などをほったらかして、オーディオブックでティム・カリーの『クリスマス・キャロル』朗読を聞いたりして気分を高めている。
楽しみな理由は、「プロダクションの出来が良いらしいから」「話が好きだから」「好きな俳優が出るから」などの要因による。
オールド・ヴィックのA Christmas Carolは、チャールズ・ディケンズの小説『クリスマス・キャロル』をジャック・ソーンが舞台化したもので、2017年に初演された。イマーシブな演出を取り入れたこの舞台は人気があったようで、以降毎年公演されることになり、今年で4年目となる。スクルージ役に2017年はリース・イヴァンス、2018年はスティーヴン・トプキンソン、2019年にはパターソン・ジョセフが出演しており、配信で上演される本年はアンドリュー・リンカーンがスクルージ役を務める。観客が入らない中で、イマーシブな要素がどのように表現されるのか、あるいはされないのかは未知数だ。
私はクリスマスの時期には毎年欠かさず映画『スクルージ』(1970)のDVDを視聴する家に育ったのだが、まだ本プロダクションを見る機会がなかったのでとても楽しみにしている。
初演でボブ・クラチェットを演じたジョン・ダグリーシュが数年ぶりに再登板すること、さらにそれが生配信され自宅にいながらその舞台が見られることも嬉しい。
嬉しすぎてチケットを複数枚購入済みである(今回は今までのIn Cameraプロダクションと比べて公演期間が長い(12/12-24)ため、マチネ公演だけでも複数回視聴することができる)。
劇場の回し者でもなんでもないのだが、今からでも全公演のチケットの購入が可能だ。まだ見ていないので滅多なことは言えないが、これからチケットを購入するなら、週末以降に感想などを検索して、好みそうか先に確認してみるのが安心かもしれない。