今日は好きな女優さんの話をします。ブロンウィン・ジェームズさん、今24歳の若いイギリス人で、これからもきっと活躍するだろうな!と楽しみにしている方です。
彼女の最新出演作が現在公開中の映画『ピータールー マンチェスターの悲劇』です。マイク・リー監督の、200年前のマンチェスターで起こった悲劇を描く長編映画です。
マキシン・ピーク、ローリー・キニアの出演は知っていたのですが、他にもティム・マッキナリー、カール・ジョンソン、ヴィンセント・フランクリン、スティーヴン・ワイト等見たことのある俳優がたくさん出演しています。誰もが背景にその人生が垣間見えるような人物を演じており、どこをとっても、実力のある俳優が素晴らしい仕事をしていました。まさしく今に訴えかける歴史のレッスンのようで、私にとって特別な映画になりました。
映画の終盤には、ブロンウィン・ジェームズがHis sister役で出演しています。やはり彼女が出ていることも知らなかったのですが、出演時間は短くてもハッキリと思い出せる存在感が素晴らしかったです。ふっくらとして若々しいながら、悲しみをまとった雰囲気が印象に残りました。
映画、めちゃくちゃおすすめです!
さて、私が初めてブロンウィン・ジェームズを知ったのは、俳優デビュー作であるHangmenです。2015年にロイヤルコート劇場で上演されたマーティン・マクドナーの芝居で、主演はデイヴィッド・モリッシー。彼が演じるパブの経営者の娘の役を演じており、新人とは思えない的確なティーンエイジャーの演技に驚きました。
その後、まだデビューして数年の間に着々とキャリアを積んでおり、特にドラマでの活躍が目立ちます。日本でも放映されたBBCの『ABC殺人事件』、Huluでも配信されているHarlotsでは、シーズン1〜2に娼婦役で出演しています。この6〜7月に放送されたばかりのITVの刑事ドラマWild Billでは、主演のロブ・ロウと組む若い警察官の役を演じています。
舞台では、ウエストエンドのHangmenにも引き続き出演し、NTLiveにも出演しています。広く配給される映画の出演作は今のところ、『ピータールー』くらいのよう(そういえば、『ピータールー』でウィガンから来た兄弟を演じたジェームズ・ドライデンは、ハングメンにも出ていたので、再共演でした)。
ブロンウィン・ジェームズさん、今後もお仕事を追いかけていきたいと思っています。