Twelfth Night

ナショナルシアターの配信で『十二夜』を鑑賞。(GMT 2020/4/23 7pm- 4/30 7pm配信)

作:William Shakespeare 演出:Simon Godwin 美術:Soutra Gilmour 出演:Tamsin Greig, Tamara Lawrance, Oliver Chris, Phoebe Fox, Tim McMullan等 (上演期間:2017/2/15-5/13、NTLive上映:2017/4/6)

現代的なセットと衣装がカラフルで、演出も愉快。マルヴォーリオとフェステを女性キャストにしている。

このプロダクションもサー・トビーとサー・アンドリューがとても可愛いが、最初のオーシーノのシーンからコメディに振り切っていて、ヴァイオラやオリヴィアもコミカルな演技ができるところは出来るだけコミカルにしている。(なんでこいつ(オーシーノ)がいいんだ…?という疑問は今回も健在)

マルヴォーリアを演じるタムシン・グレイグが手紙を見つけて喜ぶところからぐっと人間味が増し魅力的になっていくので、いじめられ、打ちのめされたフィナーレが本当にかわいそうになる。最後のフェステの歌が一層雰囲気をしんみりさせる。

双子の見た目がそっくりなので取り違えたが2組とも結婚、という真面目に考えると大いに疑問が残るハッピーエンドだが、この陽気で明るいプロダクションでは、このあとカップルたちはいつか盛り上がった愛が冷めそうだし、周りも全員不幸になりそうだなと思った。

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