今ブリッジシアターで上演中のThe Book of Dust – La Belle Sauvageが、日本では『ブック・オブ・ダスト』というタイトルで、次回ナショナルシアターライブで上演されるようで楽しみです。原作はフィリップ・プルマン『ブック・オブ・ダスト 美しき野生』(新潮社から出版)。
『ブック・オブ・ダスト』は『ライラの冒険』などを含む『ヒズ・ダーク・マテリアルズ』シリーズの続編です。『ヒズ・ダーク・マテリアルズ』の方もナショナル・シアターで2003〜2004年に舞台上演されています。どちらも演出はニコラス・ハイトナー。盆を大胆に使う美術とパペット使いが、ナショナル・シアターでは新しい試みでした。
生の舞台は見る機会がなく、最近アーカイブで映像を確認しただけですが、このときは主演の子供達ライラ、ウィルを演じたアナ・マクスウェル・マーティン、ドミニク・クーパーが魅力的でした。サミュエル・バーネットがパペットを使って演じたライラの分身の動物、オコジョのパンタライモン役も素晴らしかったです。
ブリッジシアターではここまで大掛かりな美術は難しいと思いますが、パペットは引き続き使っているようで、どうなっているか楽しみ。